鳥取看護大学

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[荒井学長通信No.1] 県内看護志望者の進路~鳥取看護大学が設置される前と設置された後~

みなさん、はじめまして。鳥取看護大学初代学長の近田敬子先生が任期を満了され、その後を引き継いで新学長を拝命いたしました。もとより微力ではありますが、みなさんのお力添えをいただいて、看護大学の教職員とともに、この重責を担っていく所存です。よろしく、ご指導ご鞭撻をたまわりますようお願いいたします。
鳥取看護大学は今から6年前に、地元鳥取県の多くの方々の要望と支援を受けて、設置された大学です。当時、鳥取県では看護職者の人材不足が叫ばれ、しかも看護師を志す若い人たちの県外流出が止まらない状況にありました。私はそんな「県外流出」をなんとか食い止めたいという想いから、看護大学設置にかかわった一人でした。
そんな私が今振り返ってみても、看護大学がこの地にできて本当によかったとつくづく思います。下図は、鳥取県教育委員会事務局高等学校課からいただいたデータにもとづいて、私が作成したグラフです。「県外流出」がみごとに食い止められたことがわかります。
鳥取県立高校・看護系進学者数
看護大学が設置される前は、毎年約280名の看護志望の高校生がいました(私立高校の進学者数が含まれていないことをお断りしておきます)。そして、県内の看護系学校に進学することができたのは、その約1/3にすぎませんでした。2/3の高校生が県外に流出していたのです。本学が開学した平成27年度以降は(同じ年に鳥取市に「滋慶学園・鳥取市医療看護専門学校」が開学したことも申し添えておきます)、ほぼ毎年約300名の看護進学者がいて、その2/3が県内にとどまり、1/3が県外に流出している状況になりました。実に、県内/県外の割合が逆転したことがわかります。
就職状況(地域別)
ちなみに、平成27年に鳥取看護大学に入学した第1期生の出身地域は、鳥取県70%、島根県19%、他府県11%でした。その4年後、1期生はそれぞれ希望する医療機関へ就職しました。なんと、卒業生の88%が鳥取県内へ、92%が島根県も含めた山陰両県へ就職しました。70%の学生が鳥取県出身者で、88%の学生が鳥取県内へ就職したということです。今年の3月には第3期生が卒業しました。地元就職の割合は、あまり変わっていません。鳥取県内が85%、山陰両県が94%でした。
鳥取看護大学は、地元に一人でも多くの若い優秀な看護師を輩出しようとして作られた大学です。平成31年には4つのコースからなる大学院も開設されて、地元の病院に勤める現役の看護師さんたちが通っています。地元の人材育成を担う大学として、進化・発展していきます。みなさんのご支援ご声援をよろしくお願いいたします。
鳥取看護大学
学長 荒井 優
(2021年5月12日掲載)

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